リーキーガット症候群は内臓の粘膜を損傷する病気です。
リーキーガット症候群についてはこちらもご覧ください
それの原因として・・・
乳製品や小麦などには、グルテン(小麦)やカゼイン(乳製品)というタンパク質が多く含まれます。
通常のおなかの働きがあればしっかりと消化してくれて問題はありません。
ところが、グルテンやカゼインが消化できにくくなっている場合があります。
糖質や穀物、乳製品、大豆、とうもろこし、卵、チョコレート、ピーナツ、柑橘類などを取ることによる内臓の食物過敏症です。
特に大量にとってしまいやすいのが糖質。
先ほど説明したペットボトル飲料の飲みすぎや、おやつなど子どもの時から大量に摂取しやすい状態です。
そして、この食物過敏症は胎児の時から始まるといわれます。
お母さんのおなかの中にいるときに、へその緒を通して栄養や免疫を受け継ぎますが、過敏症のもとになる免疫抗体も受け継ぐことになります。
こういった過敏症が続くことにより、腸の粘膜が傷んできます。
これが『リーキーガット症候群』と言って腸の粘膜が破れた状態です。
腸の粘膜は腸柔毛という突起があり、柔毛はさらに小さな微柔毛という突起で
覆われています。
この小腸粘膜の構造は、非常に目の細かい網目のようなもので、テニスのラケットにガットをピンと張った状態です。
分子量が大きい未消化タンパク質(グルテンやカゼイン)は通過することができず吸収されることなく体外へと排出されます。
ところが、ガットが緩んだり破れてしまうと網目が大きくなり、未消化タンパク質が身体の中に入ってきてしまいます。
それによって、消化吸収が落ちてしまうと同時に未消化のタンパク質が身体に入り、ますます食物過敏症が進んでしまうという結果になります。
内臓が弱ってくると、内臓を働かせる神経に影響があります。
ご存知の通り神経は背骨の中をとおって全身にめぐっていきます。
内臓につながる神経もまた、背骨それぞれの間からつながっています。
同じように筋肉につながる神経も背骨の間からつながっています。
背骨の中に『幹』となる神経があり(脊髄)『枝』となる神経が内臓や筋肉につながっていくということです。
内臓につながる神経と、筋肉につながる神経が同じ位置の背骨から枝分かれしていると、同じような感覚を受けます。
例えば内臓の痛みを筋肉の痛みの勘違いしてしまうということです。
これを『内臓―体性反射』と言います。
逆に筋肉の痛みを内臓の痛みと勘違いしてしまうことを『体性―内臓反射』と言います。
実はこれは内臓の検査にも応用されています。
ある内臓の痛みが特定の身体の場所に投影されるため内臓の炎症などの診断点として利用されることがあります。(例:虫垂炎・胆石・胃潰瘍など)
こういった病気だけでなく、内臓が疲れていても筋肉に力が入らなくなったり、緊張したりしてきます。
食べ過ぎた時に背伸びがしにくい、などです。
このように、内臓や筋肉につながる神経には背骨のおなじところから出ているものは、痛みなどを関連して伝えるという性質があるということです。
単純に筋肉が傷んでいるだけなら、傷が癒えれば痛みがなくなるはずです。
ところがいつまでも痛みが続くということは、筋肉ではないどこかに原因が隠れているかもしれないということです。
長い間の痛みやコリがある場合は、筋肉だけでなくそのほかの原因も探ってみた方がいいかもしれません。
もちろん、原因は他にもたくさんあります。
あくまでも一つのパターンだと理解していただけたらと思います。
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